サッカーW杯北中米大会アジア最終予選の中国戦、バーレーン戦に臨む日本代表メンバーが29日に発表され、J1首位の町田からDF望月ヘンリー海輝（22）が初招集された。
ナイジェリア人の父を持つ望月は、1メートル92の長身を誇る右サイドバック。三菱養和SCユースから国士舘大でプレーし、今季町田に加入した。G大阪との開幕戦で途中出場デビューし、今季ここまで17試合出場で0得点2アシスト。抜群のスピードと高さ、長いリーチという身体能力を生かして6月頃から右サイドバックの定位置をつかみ、J1初昇格町田の首位快走に貢献してきた。ロングスローも武器としている。
01年生まれのパリ五輪世代ながら、世代別代表は候補どまりで招集歴はなし。最終予選の大一番で、サプライズ招集となった。望月はクラブを通じたコメントで「日本代表への初選出を大変うれしく思います。今回の選出はFC町田ゼルビアに関わる全ての方々のおかげです。本当にありがとうございます。感謝の気持ちを忘れずにFC町田ゼルビアの代表として、全力でプレーしてきます。応援よろしくお願いいたします」と意気込んだ。
町田からはGK谷晃生（23）と、今月加入したばかりのDF中山雄太（27）を合わせて3人が招集された。
◇望月ヘンリー海輝（もちづき・ヘンリーひろき）2001年9月20日生まれ、栃木県出身の22歳。三菱養和SCユースから国士舘大に進学。3年時に夏の総理大臣杯優勝。1メートル92、81キロ。利き足は右。