日本サッカー協会は29日、9月の26年Ｗ杯北中米大会アジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバーを発表した。元日本代表主将で、昨季で現役を引退したフランクフルトU-21コーチの長谷部誠氏（40）がコーチングスタッフに加わった。
会見した山本昌邦ナショナルダイレクターは「フランクフルトの仕事もありますので、インターナショナルマッチデーウィーク（IW）の期間、お願いしていて、さまざまなディスカッションをしていければいいかな、と思っています」と説明。入閣に関しては「現場からの要望もあった」と明かし、「フランクフルトに在籍するコーチですので、そちらとの詳細な契約上の詰めをしないといけなかった。現役をやめたあと、いろんな準備をしてしっかりと形が整って、今回、IWの期間に来ていただけるということでフランクフルトからも好意的な交渉のコメントをいただいて、長谷部コーチも、日本のサポートもしたいと。WIN-WINの関係で実現した」と補足した。
2002年に藤枝東高から浦和レッズに入団した長谷部氏は08年に浦和からドイツ1部ボルフスブルクに移籍。ニュルンベルクを経て14年にフランクフルトへと移籍後、10年間プレーした。日本代表でも114試合に出場し、不動のキャプテンとして活躍。昨季限りで引退し、今季からはフランクフルトU-21チームでアシスタントコーチを務めている。