日本サッカー協会は29日、来月の26年W杯アジア最終予選（10日・中国戦、15日・バーレーン戦）に臨む日本代表メンバーを発表した。女性に対する性加害疑惑報道を巡り、選外が続いていたMF伊東純也（31＝Sランス）がメンバー入り。今年1月のアジア杯カタール大会以来の代表復帰となる。
【伊東の代表復帰までの経緯】
▽1月31日 デイリー新潮で昨年6月、伊東から女性への性加害があったと報じられる。大阪府警が女性2人からの刑事告訴を受理したと判明。アジア杯決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦で伊東はベンチ入りするも出場せず。
▽2月1日 伊東側が性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出、受理される。日本協会が代表からの伊東の離脱を発表。その後「本日離脱しないことになりました」と訂正。
▽2日 日本協会の田嶋幸三会長らが再度協議の末、伊東の離脱を改めて決定し発表。
▽3月14日 W杯アジア2次予選・北朝鮮戦に臨む日本代表メンバー発表も伊東は招集外。
▽5月24日 W杯アジア2次予選・ミャンマー戦、シリア戦に臨む日本代表メンバー発表も伊東は3月に続いて招集外。
▽7月2日 大阪府警が伊東を準強制性交致傷の疑いで、女性2人を虚偽告訴容疑で大阪地検に書類送検。
▽24日 スタッド・ランスの日本ツアーでJ1磐田戦に先発し半年ぶりに日本でプレー。同ツアーで全4試合に先発した。
▽8月10日 大阪地検が伊東を嫌疑不十分で不起訴処分。伊東側の告訴により、虚偽告訴容疑で書類送検されていた女性2人についても不起訴とされた。
▽18日 フランス1部の開幕節にフル出場。
▽29日 日本サッカー協会からW杯アジア最終予選のメンバーが発表され、1月のアジア杯以来の招集。