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伊東純也が7カ月ぶり代表復帰 山本ND「環境が整った」と説明 「模範となるような態度を」と指摘も

スポニチアネックス 2024年8月29日 14時16分

 日本サッカー協会は29日、9月の26年W杯北中米大会アジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバーを発表した。MF伊東純也(31=Sランス)が途中離脱した今年1月のアジア杯以来、約7カ月ぶりに復帰を果たした。日本は5日にホームで中国戦、10日に敵地でバーレーン戦に臨む。

 伊東をめぐっては今年1月、女性2人が昨年6月に伊東から性被害を受けたとして準強制性交致傷などの疑いで大阪府警に刑事告訴した。一方で、伊東側も2人を虚偽告訴の疑いで刑事告訴した。1月当時はアジア杯で代表活動中だったが途中離脱し、以降は招集がなかった。ただ、所属クラブでは試合に出場していた。

 今月9日、大阪地検は準強制性交致傷の疑いで書類送検されていた伊東を嫌疑不十分で不起訴処分とした。伊東側の告訴により、虚偽告訴容疑で書類送検された女性2人も嫌疑不十分で不起訴とした。

 山本昌邦ナショナルチームダイレクターは伊東の招集について「メンバーを決めるのは監督の専権事項。起訴不起訴が理由ではない。当然、現場、協会全体として様々な準備を進めてきた。今回、環境が整ったということ」と説明した。

 報道陣から嫌疑不十分となったことが招集に大きく影響したかと問われると、「民事闘争中と聞いていますのでお答えは控えたい」とした一方で、「一般論としては代表に限らずサッカーに関わる全ての選手たちに我々で言えば日本代表選手としてのふさわしい行動とか、模範となるような態度をさらに強く全ての選手に求めていきたい」と言葉に力を込めた。

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