日本サッカー協会は29日、W杯アジア最終予選の中国戦（9月5日、埼スタ）、バーレーン戦（同10日、リファー）に臨む日本代表メンバー27人を発表した。
U―23日本代表で今夏のパリ五輪に出場し、エースとして活躍したFW細谷真大（22＝柏）は今冬のアジア杯以来のメンバー入りを果たした。クラブを通じ「パリオリンピックで年代別代表の活動が終わり、自分にはA代表しかない中でここに食い込んでいきたかったので、パリが終わった後の最初のA代表に選ばれたことは凄くうれしいです。今回はワールドカップへの最終予選で相手のレベルもまた上がってくる中で、そこで自分がどれだけやれるかというところが楽しみでもあります。裏への抜け出しなど自分の特徴を見せたいですし、しっかり日本のために戦って結果を残したいです」と意気込みを語った。
会見した森保一監督は細谷について問われると「期待しているプレーは得点を決めるというプレー」と切り出し、「そこに得点に至るプロセスとして、彼の持っている背後へ鋭く抜ける動きだったり、ポストプレーも力強く前線で起点になってチャンスメークするところはクオリティーが上がってきている。特長を生かして貢献してほしい」と付け加えた。前線での守備にも期待しており「前線の選手も守備に関わってもらう。ピッチに立っている11人が本当にハードワークした中で、アジア、世界で勝つことが可能になると思う。守備の部分でも彼には貢献を期待したい」と話した。