がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(66)が29日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演。自身の“寿命”について触れる場面があった。
この日の番組ゲストは兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏で、自民党の総裁選や斎藤元彦兵庫県知事を巡る疑惑告発文書問題などについてトークが繰り広げられた。
リスナーからは「泉さんのように国民ファーストの人が政治家になって国に変えてほしいです」とのメールも届き、パーソナリティーの垣花正は「泉さんがおっしゃっていること、明石市でやったことは大変難しいことを実現されているんですが、非常にシンプルな話なんですよね。人ファーストということ」と説明した。
すると、森永氏は「それ(国民ファーストの政治)が本来の政治家。今やっている人たちは政治屋なんです。商売として政治家をしている」と指摘。垣花が「ついついそこにあきらめモードが入っちゃって、政治屋でいいかと。そういう発言も今週出てきた気もするんですよ。例えば神輿は軽い方がいいですねと。イメージのいい人を、中身がないかも知れないけれども自民党総裁として担いで、その人は見栄えがいいしイメージもいいと。だけど周りに優秀な人を固めてそれでやってもらうのもいいんじゃないですかという考え方も1つあるにはある」と話した。
これに森永氏は「そういうことを言ってるからよくならないんですよ。私は10年後、泉さんは総理大臣になると思っている。そうしたら日本はよくなる」と言い、垣花の「泉さんと森永卓郎さんで新党を結成してくださいなんてメールも来ましたけど」には、「私はそこまで生きてないから」と返した。
この返しを、垣花は「それは頑張って生きていただいて。森卓さんもね、どっぷりしぶとく、嫌われって子、世にはばかるって。あっ、憎まれっ子だった。嫌われっ子じゃなかった」と笑いに変えていた。