Infoseek 楽天

伊達公子さん 2度の現役引退の理由告白 1度目は「メディアのプレッシャーも…」2度目は「泣く泣く…」

スポニチアネックス 2024年8月29日 17時9分

 女子テニスで元世界ランキング4位の伊達公子さん(53)が29日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。2度の引退の理由を明かした。

 伊達さんは高校卒業後の1989年にプロ転向。94年には全豪オープン、95年には全仏オープンで、96年には全英オープンでもベスト4となったが、9月に現役を引退。その後2008年に現役復帰、17年に再び引退した。

 司会の黒柳徹子が「26歳で一度現役を引退なさいまして。その時世界ランキングは最高4位だった」「引退の年はウインブルドンでベスト4。相当凄かったんですね」と話を振ると、伊達さんは「もう勝負にこだわって。ファーストキャリアの時は毎日勝つことだけを考えて過ごしていた感じでした」と振り返った。

 黒柳が「ところが絶頂期に突如引退を発表なさいまして世間が驚いた。その時はなぜ引退しようとお思いになった」と尋ねると、伊達さんは当時は海外で活躍するアスリートが少なかったこともあり「メディアのプレッシャーも全てこうのしかかってくるっていう感じで。何よりも自分のメンタル的なバランスが取れなかったっていうことが引退っていうことを考える大きな要因にはなっていたと思います」と理由を明かした。

 黒柳は「引退後は約2年、ラケットも見なかった」と明かしたものの、その後については「12年ぶりに37歳で、凄いんですよ現役復帰ですからね。その年の日本選手権でいきなり優勝なさって」と紹介。伊達さんは「なかなかその優勝することは簡単ではないと思ってたんですけれども、いざ試合が始まってみると、なんかこうフィーリングが合ってきて。シングルスとダブルス、そちらも優勝して。2種目で優勝することができました」と声を弾ませた。

 黒柳は「もうだから30代、40代も休むことなく。2度目の引退は理由は体の限界」と続けると、伊達さんは「2回目は37歳からスタートしたので、やはり回復力っていうものが追いついて来なかったので。それとどうやって向き合うかっていうことに苦しむ時間がだんだん後半になって多くなって。最後は膝を手術しまして。でもう一度復帰したんですけれども、結局100パーセントに戻らないので、今度は肩が。腱板っていうのが切れてまして。それで上も下も、膝も肩もダメになってしまって、泣く泣く引退を決断しました」と振り返った。

 黒柳が「もしその膝だの肩だのっていうのが悪くなってかなかった、今でもやってらっしゃる?」と尋ねると、伊達さんは「そうですね。やれるものならやりたいという思いは強く、その当時はありました」と明言。「ただ体はやっぱり限界を超えて悲鳴を上げてたので、それを受け入れなきゃしょうがないなという思いでした」と語った。 

この記事の関連ニュース