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ドジャース・由伸 収穫の実戦復帰 傘下3Aで2回1失点「得られるものたくさんあった」

スポニチアネックス 2024年8月30日 1時33分

 残り試合、少しでもチームに貢献したい。ドジャース・山本は、そんな思いを白球に込めた。右肩腱板の損傷で60日間の負傷者リストに入っている右腕が傘下マイナーの3Aオクラホマシティーの一員としてラウンドロック戦で初のリハビリ登板。先発で2回を1安打1失点だった。

 テキサス州ラウンドロックで約2カ月半ぶりとなる実戦マウンド。背番号99のユニホームを着用した。初回は2死から中越えに一発を浴びたが後続を抑え、2回は3者凡退。2奪三振で最速は95・7マイル(約154キロ)を記録した。マイナーで試験導入中の「ロボット審判」で投球の判定が覆る場面もあり「凄く正確。経験できて良かった」と笑顔。試合後はブルペン投球も行い、課題を消化した。

 報告を受けたデーブ・ロバーツ監督は「今日はよく投げて、よく切り抜けた」と評価。中5か6日で次回もマイナーで3イニング程度を予定していることも明かし「その後に(山本と)会話して、合流するのが妥当かを考える」と次回登板の内容次第ではチームに合流させる可能性も示唆した。

 ド軍と投手史上最高となる12年総額3億2500万ドル(決定時約462億円)の大型契約を結んで入団。大きな期待を背負って開幕から6勝(2敗)を積み上げていたが、6月15日のロイヤルズ戦で右肩を痛めて戦線を離脱した。地道なリハビリを経て、今月16日には初めて実戦形式での投球練習を実施。着実にステップを踏み、この日を迎えた。

 「得られるものがたくさんあった。投げていくごとに少しずつ感覚が良くなった」と山本。戦列復帰は近い。

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