将棋の藤井聡太王位（22）＝王将を含む7冠＝が渡辺明九段（40）を4勝1敗で下した第65期王位戦7番勝負第5局から一夜明けた29日、対局があった神戸市で会見した。
連続5期で永世王位資格を獲得しダブル永世に輝いた。いずれも史上最年少。「経験の少ない局面でも局面の急所を見抜く力をつけたい。新しい局面、面白い局面を切り開いていけたら」と意気込みを語った。
報道陣を驚かせたのが「（質問で出て）初めて知った。ハードルが高いと感じた」というALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）の永世資格条件、通算10期。
全8冠中、最も条件が厳しいとあって「一日一日を大切に」と足元を見つめた。