サッカー女子のWEリーグで3連覇を狙う三菱重工浦和は30日、さいたま市内のクラブハウスで24～25年シーズン開幕に向けた会見を行った。22歳のFW島田芽依は今季の目標を得点王と宣言。昨季リーグ得点王とMVPに輝いたMF清家貴子（28）がイングランド女子スーパーリーグのブライトンに移籍した中、新たな得点源になると誓った。
次代を担うヒロイン候補がゴール量産を狙う。島田は「得点王を狙って、それくらいの勢いでやりたい」と堂々と宣言した。
昨季は9得点を挙げたが「その9点では満足しなかったし、もっと取れる場面があった」と反省している。清家の抜けた穴を埋めるため、新たな攻撃の核となる自覚が芽生えており「（好機で）一つ一つ決めきって、貴子さんと違った自分らしさを出したい」と意気込む。
チームは今季、リーグ3連覇はもちろん、女子ACL、皇后杯、カップ戦「クラシエ杯」を含めた4冠を目指す。会見に同席した楠瀬直木監督（60）から「島田にはいろんなプレッシャーがかかっているが、そういうものを楽しんでいける選手だと思っている」と期待された22歳。4冠に向け「獲れるタイトルは全て獲りたい」と言葉に力を込めた。