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大坂なおみ「2回戦で負けるのはつらい」 相性抜群の全米OPで敗退 勝負強さ欠き、完全復活はお預け

スポニチアネックス 2024年8月31日 3時31分

 ◇テニス全米オープン第4日(2024年8月29日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)

 女子シングルス2回戦で、世界ランキング88位の大坂なおみ(26=フリー)が世界52位のカロリナ・ムホバ(28=チェコ)に3―6、6―7のストレートで敗れた。昨年7月に出産して、今年1月からツアー大会に復帰。1年目の4大大会は2回戦進出が最高成績で、完全復活はお預けとなった。世界217位の柴原瑛菜(26=橋本総業)は第1シードのイガ・シフィオンテク(23=ポーランド)に0―6、1―6で完敗した。

 敗退が決まると大坂は天を仰ぎわずかに笑みを浮かべた。「2回戦で負けるのはつらい」。2度優勝を誇る相性抜群の舞台でも完全復活を示せなかった。

 また勝負強さを欠いた。第2セットは4―4の第9ゲームをブレークしてリード。第10ゲームは40―0としながら3度のセットポイントをつかめず、タイブレークも5―7で奪われた。

 今季4大大会は全豪が1回戦、全仏、ウィンブルドン、全米が2回戦敗退。全仏では世界ランキング1位のシフィオンテクを相手にマッチポイントを握ったが、ものにできなかった。この日も勝負どころでギアを上げられず「プレッシャーがかかる瞬間に緊張してしまい、この感覚に慣れないと」と課題を挙げた。

 10月には東レ・パンパシフィック・オープン(有明コロシアム)にも出場予定。「自分の状態は結果でしか判断できないので、難しい」と復帰1年目の4大大会は不本意な結果に終わったが、残りのシーズンに全力を注ぐ。

《柴原も完敗》

 ○…女子シングルスの柴原はシフィオンテクに手も足も出なかった。1ゲームしか奪えずストレート負けし「凄かった。自分のプレーがうまくできなかった」と完敗を認めた。今大会は予選突破から4大大会のシングルスに初出場し、1勝を挙げた。シングルス後に臨んだ本職のダブルスでは、太腿にテーピングを施しながら初戦を突破。「長い一日だった」と疲労を見せず笑顔で引き揚げた。

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