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牛島和彦氏 ロッテ・朗希 直球狙いの裏かいた変化球主体

スポニチアネックス 2024年8月31日 5時33分

 ◇パ・リーグ ロッテ6―2ソフトバンク(2024年8月30日 ZOZOマリン)

 【牛島和彦 視点】ロッテバッテリーは変化球の割合が多かった。今季のソフトバンク打線は直球狙いで、前回も直球を打ち込んだ。その対策を詰めた点は合格。ただ、変化球が外れ、打者有利のカウントになった時に直球が投げづらくなる。

 5回1死、正木に2―1から見え見えの直球で三ゴロに打ち取ったが、今後は直球か変化球か絞られない配球を心掛けるべき。変化球が多いと、打者は踏み込んでくるからだ。

 全体的に外角への攻めが目立ったが、2回に近藤を空振り三振に斬った内角直球は見事。あのパターンを意識させると、変化球と分かっていても直球を待たざるをえない。今日は体重移動もできていたから、フィニッシュで体が一塁側に倒れることもなかった。

 もう一段階上に行くには変化球を使いつつ、最後は直球で決める意識付けを相手にさせなければならない。(スポニチ本紙評論家)

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