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大谷翔平 第2打席はリハビリ中の右肘に死球 表情ゆがめ球場騒然 直後に二盗成功で今季43盗塁

スポニチアネックス 2024年8月31日 11時15分

 ◇ナ・リーグ ドジャース-ダイヤモンドバックス(2024年8月30日 フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席は25日のレイズ戦に続く死球を受け、周囲をヒヤリとさせた。

 3―2と1点を勝ち越して迎えた2回無死一、三塁の第2打席は死球を受けて騒然となった。初球の内角直球が大谷の右肘を直撃。昨年手術を受けてリハビリ中の右肘には防具をつけていたが、大谷は表情をゆがめ、球場は騒然となった。続くベッツが満塁から犠飛を打ち上げ、リードを2点に広げた。1死一、三塁となったところでフリーマンの打席で大谷がスタート。ゲーレンの投球がワンバウンドとなって捕手は投げられず、悠々と43盗塁目が記録された。

 第4打席は5―5の6回2死三塁の場面。対大谷対策で左腕マンティプライが投入された。カウント1―2からの4球目が暴投となり、大谷は三塁走者のマンシーに「ゴー!」と大声で指示。マンシーが生還して勝ち越したが、大谷はカウント2―2からのカーブにバットが空を切って空振り三振に倒れた。

 初回は昨季17勝、今季も10勝を挙げ、過去5打数無安打4三振に抑えられている右腕ゲーレンとの対戦。敵地ファンからは大ブーイングを浴びせられて打席に向かった。初球の速球を狙い打つと、114マイル(約183.4キロ)の痛烈な打球が右翼線に飛び、悠々と二塁に到達した。ベッツの遊ゴロで三塁に進むと、右手中指骨折から4試合ぶりに先発復帰した3番フリーマンが左越えに先制2ランをたたき込んだ。しかし、先発カーショーがその裏に1死一、三塁から適時打を許すと、満塁から犠飛を許して同点とされた。

 28日のオリオールズ戦の初回に今季4度目、通算10本目の先頭打者弾となる42号を放つと、3、5回にぞれぞれ盗塁を決めて盗塁数も42に伸ばし、1998年アレックス・ロドリゲス以来、史上2人目となる「42-42」を達成した。29日のオリオールズ戦は5打数無安打で3戦ぶり無安打に終わったが、2位ダイヤモンドバックスとの大一番でチームを勝利に導く活躍が期待される。

 この盗塁でMLB史上初の「43-43」へ残すは1本塁打のみとなった。年間51盗塁ペースと51本塁打ペースとともに50盗塁以上のペースを保っており、前人未踏の「50-50」もはっきりと視界に捉えている。

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