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右手中指骨折から復帰即先制2ランのフリーマン「3日間休んで頑張ったことが報われて良かった」

スポニチアネックス 2024年8月31日 15時38分

 ◇ナ・リーグ ドジャース10-9ダイヤモンドバックス(2024年8月30日 フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。死球で出塁した2回に今季43個目の盗塁となる二盗を決めると、第5打席で2戦ぶりの一発とする今季43号。大リーグ史上初の43本塁打&43盗塁を達成した。大谷は4打数2安打1打点で2位ダイヤモンドバックスとの大一番で逃げ切り勝利に貢献。重要な4連戦初戦に先勝してゲーム差を5に広げた。

 初回は昨季17勝、今季も10勝を挙げ、過去5打数無安打4三振に抑えられている右腕ゲーレンとの対戦。敵地ファンからは大ブーイングを浴びせられて打席に向かった。初球の速球を狙い打つと、114マイル(約183.4キロ)の痛烈な打球が右翼線に飛び、悠々と二塁に到達した。ベッツの遊ゴロで三塁に進むと、右手中指骨折から4試合ぶりに先発復帰した3番フリーマンが左越えに先制2ランをたたき込んだ。

 試合はダイヤモンドバックスの驚異の粘りもあって10―9の大接戦となったが、粘り勝ち。フリーマンは4試合ぶりの復帰で1安打3打点の活躍にも「安堵(あんど)とは言えないな。ただ、3日間休んで頑張ったことが報われて良かった。気分は良かったよ。 最終的には今夜はボールがよく見えた。もう治るといいね」と期待を込めて話した。

 7月下旬には三男・マキシマスくんが「ギラン・バレー症候群」を発症。約10日間、チームを離れた。この日の試合前には「いろいろなことが重なり、精神的な休養、指を休めることになったのだと思う。この1カ月半、僕ら家族にとってはいろいろなことがあった。子供のこと、家族の無事を確認するのに必死だった。そして、指を骨折した。そのケガを乗り越えてプレーする精神的な辛さもある」と心境を吐露。続けて「この6、7週間は本当にいろいろなことがあった。だから指の骨折と言いたいところだが、そうではないんだ。この3日間は脳をシャットダウンし、あまり物事を気にしないようにして、心を休ませようとした。指の骨折が4日で治るものではないのは、みんなわかっていたと思うけど、ただ、この4日間の休みを最大限に利用し、この5週間をリセットし、ベストを尽くそうとしたんだ。休養に入り、こう思ったんだ。もうちょっと休んでみようかなって。人生にはいろいろなことはある」と欠場した期間は骨折の回復に努めただけでなく、心の休養にもあてたと説明していた。

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