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西武の40歳・栗山巧が代打逆転1号2ラン CS完全消滅のチームに喝入れる20年連続アーチ

スポニチアネックス 2024年8月31日 19時41分

 ◇パ・リーグ 西武2―1日本ハム(2024年8月31日 ベルーナD)

 西武の栗山巧外野手(40)が31日の日本ハム戦(ベルーナドーム)で代打逆転2ランを放ち、勝利に導いた。

 0―1の8回だった。先頭の外崎が左翼線二塁打で出塁。1死三塁から古賀は遊ゴロに倒れ、三塁走者を還せなかった。この場面で途中出場の奥村の代打で登場。ここで日本ハムも左腕の河野にスイッチしたが、その初球、真ん中高めの直球を右翼席に運んだ。

 この値千金の一発は栗山にとって今季1号。20年連続の一発となった。西武は30日の日本ハム戦に敗れ、12球団最速でCS進出の可能性も完全消滅。今季の勝敗は大きな意味をなさなくなったが、23年目の大ベテランは、1試合も無駄にしない姿勢を示す一発となった。

 ヒーローインタビューで栗山は「しっかり自分のスイングをすること、それだけですね。ちょっとこすったかなと思ったんですけど、最近、ああいう打球は(スタンドに)いってなかったので、何とか(フェンスを)越えてくれと思いながらね。僕もうれしくて、興奮して覚えていないんですけど、大きな声援がしているなというのは分かった」と語った。

 「やることはいつも変わらないですし、これだけ大勢のファンのみなさんがスタジアムに駆けつけてくれますので。何とかその期待に応えたい。自分も出番が来たら、楽しませられるようなプレーがしたい」と話すと大きな拍手が起きた。

 先発の今井も8回5安打1失点に抑え、今季7勝目を挙げた。ヒーローインタビューで今井は「本当に努力のたまものと言うか、さすがだなと思った」と栗山に感謝。今季6勝はすべて楽天戦だったが「結果的に自分に勝ちがつかなくても、投げた試合はチームが勝って終われるという形にはしたいと思っている。シーズン終わりまで持ち続けていきたい」と語った。

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