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西武・栗山巧 40歳での代打本塁打はパ・リーグ8年ぶり 西武での40代の代打アーチは44年ぶり2人目

スポニチアネックス 2024年8月31日 20時26分

 ◇パ・リーグ 西武2―1日本ハム(2024年8月31日 ベルーナD)

 西武の栗山巧外野手(40)が31日の日本ハム戦(ベルーナドーム)で代打逆転2ランを放ち、勝利に導いた。

 0―1の8回だった。先頭の外崎が左翼線二塁打で出塁。1死三塁から古賀は遊ゴロに倒れ、三塁走者を還せなかった。この場面で途中出場の奥村の代打で登場。ここで日本ハムも左腕の河野にスイッチしたが、その初球、真ん中高めの直球を右翼席に運んだ。

 ヒーローインタビューで栗山は「しっかり自分のスイングをすること、それだけですね。ちょっとこすったかなと思ったんですけど、最近、ああいう打球は(スタンドに)いってなかったので、何とか(フェンスを)越えてくれと思いながらね。僕もうれしくて、興奮して覚えていないんですけど、大きな声援がしているなというのは分かった」と語った。

 この値千金の一発は栗山にとって今季1号で、20年連続の一発となった。西武は30日の日本ハム戦に敗れ、12球団最速でCS進出の可能性も完全消滅。今季の勝敗は大きな意味をなさなくなったが、23年目の大ベテランの1試合も無駄にしない姿勢を示す一発となった。

 「やることはいつも変わらないですし、これだけ大勢のファンのみなさんがスタジアムに駆けつけてくれますので。何とかその期待に応えたい。自分も出番が来たら、楽しませられるようなプレーがしたい」と話すと大きな拍手が起きた。

 40歳11カ月の栗山の20年連続本塁打は、球団では21年連続の中村(04~24年)に次ぎ、伊東勤(84~03年)に並ぶ球団2位タイ。左打者では初の大台到達となった。また、40代の代打本塁打はパ・リーグでは16年5月29日ソフトバンク戦で41歳5カ月の井口資仁(ロッテ)がマークして以来8年ぶり25度目。球団では80年に野村克也が4月26日の近鉄戦(44歳9カ月)、6月15日の阪急戦(44歳11カ月)で記録して以来3度目。そのうち逆転V弾は前記4月26日の野村以来44年ぶり2人目の快挙となった。

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