◇明治安田J1リーグ第29節 広島3―2FC東京（2024年8月31日 Eピース）
広島が同一シーズンではクラブ新記録となるリーグ7連勝を飾った。浦和と引き分けた町田に代わって首位浮上。台風10号接近のため開催が危ぶまれた一戦で、歓喜に導いたのは今夏新加入助っ人だった。
空路と陸路を使ってこの日昼過ぎに広島入りしたFC東京相手でも容赦なかった。前半5分。エリア内での相手ミスからMFトルガイ・アルスランが冷静に先制点。さらに32分にも相手ミスから、再びトルガイ・アルスランがGKの股下を射抜いて追加点を叩き込み、後半18分にはPKを沈めて来日初ハットトリックを成し遂げた。
8月7日・東京V戦以来4試合ぶりのスタメン起用。「今まで途中からアクセントになってきたが、きょうは最初（スタメン）からで非常に楽しみだ」と話していたミヒャエル・スキッベ監督の期待に応えた。
この試合を最後に26年W杯北中米大会アジア最終予選（5日・中国戦、10日・バーレーン戦）に臨む日本代表GK大迫敬介は2失点したものの、終盤に押し込まれる展開で逃げ切った。