◇パ・リーグ 西武2-1日本ハム(2024年8月31日 ベルーナD)
ベテランの一振りが勝利に導いた。西武の栗山巧外野手(40)が31日の日本ハム戦(ベルーナD)で8回に代打逆転2ラン。日本ハムを2 ー1で下し、8月最後の試合を白星で締めた。
「想像以上と言ったら失礼だけど、1球で仕留めてくれた。本当に素晴らしいバッティングだった」と渡辺監督代行。ベテランの勝負強さに「1打席に懸けるベテランの集中力かな。1打席という限られた中で結果を出すのはさすが。終わってみれば役者が違うという感じじゃないですかね」と舌を巻いた。
栗山にとっては今季1号で、20年連続の一発。「長いこと1軍にいないとできないこと。ホームランバッターじゃないけど、素晴らしい記録」と称えた。
西武は30日の日本ハム戦に敗れ、12球団最速でCS進出の可能性も完全消滅。しかし、8月最後の試合を劇勝で締めた。「毎試合、今日みたいな試合ができればいいですけど。なんとかこれからの残りの試合で1つでも上を目指してやっていきたいと思います。頑張ります」。指揮官は前を向いた。