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巨人・浅野翔吾 逆転負けに悔しさあらわ “聖地”凱旋試合で二塁打も高校時代とは「全然違う」

スポニチアネックス 2024年8月31日 21時51分

 ◇セ・リーグ 巨人2―4阪神(2024年8月31日 甲子園)

 巨人の浅野翔吾外野手(19)は31日の阪神戦(甲子園)で「2番・右翼」に入り、12試合連続今季14度目の先発出場。初回にいきなり二塁打を放ち、先制のホームインも果たしたが、チームの逆転負けに試合後は厳しい表情だった。

 初回、1死走者なしの場面で入った第1打席で、今季ここまで10勝3敗、防御率1.58の好成績を残している相手先発右腕・才木の151キロ直球を右中間に運んだ。

 「なんとかフォアボールでも何でも塁に出れたらと思っていきました」。

 2球で2ストライクと追い込まれたが、外角高めに来た4球目の151キロ直球を思い切りひっぱたいた。二塁打で出塁すると、3番・モンテスの中前適時打に俊足を飛ばして先制のホームイン。豪快なヘッドスライディングで聖地での初安打、初長打に続いて初得点もマークした。

 ヘッドスライディングについては「距離というか、ちょっと分かんなかったので、とりあえずスライディングしました」というがむしゃらな19歳。

 浅野が甲子園で試合に出場するのは高松商3年生だった2022年8月18日の全国高校野球選手権大会準々決勝・近江戦以来742日ぶり。浅野は一発を放ったものの、チームが敗れた一戦以来だった。

 久々の聖地での試合に「全然違うなぁと思いました。歓声とかアウェー感があったり、違うなと思いました」と試合後は率直な胸中を明かしたが、思い出の場所でプロとして最初の試合は逆転負け。「チームが負けてしまったので、うれしいとかそういうのはないです」と悔しさを押し殺していた。

 なお、浅野は試合前まで8月に3本塁打。8月最終戦となったこの日に聖地で一発が出れば、巨人10代選手では王貞治、松井秀喜に続いて球団3人目の月間4本塁打となるところだったが、9月に再チャレンジとなる。

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