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巨人・杉内コーチ 戸郷痛恨の逆転3ラン被弾に「本人が一番悔しいでしょうね、あれは」

スポニチアネックス 2024年8月31日 22時20分

 ◇セ・リーグ 巨人2―4阪神(2024年8月31日 甲子園)

 巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ(43)は、好投を続けていた戸郷翔征投手(24)が2―0で迎えた6回、佐藤輝明内野手(25)に浴びた逆転3ランを悔やんだ。

 戸郷は5回まで毎回の8三振を奪い、わずか1安打に抑えて無失点。2回に今季最速タイの152キロを計測するなど、快調にイニングを重ねていた。

 だが、味方打線が追加点を取れず、2―0のまま迎えた6回に悪夢が待っていた。2死走者なしとなってから森下に中前打されると、大山に死球を与えて一、二塁。ここで打席に入った佐藤輝に低めの150キロ直球を左中間スタンドに運ばれる逆転3ランを被弾した。

 一気に形勢逆転となると、さらに前川、梅野、木浪と、佐藤輝の一発から4連打でもう1失点。ここで阿部慎之助監督(45)がたまらずベンチを出て投手交代を告げ、戸郷は今季7敗目(9勝)となった。

 杉内コーチは試合後、「ねぇ、2アウトから」と痛恨の被弾を残念がり、「本人が一番悔しいでしょうね、あれは。調子が良かっただけに」と戸郷の胸中を思いやった。

 戸郷は佐藤輝を2回にフォークボールで空振り三振、4回には外角スライダーで見逃し三振に仕留めていたが、痛恨の逆転3ランはカウント1―1から投じた3球目、低めの150キロ直球だった。

 杉内コーチは「カウント球もそうだけど、あの回を早く終えたかったという気持ちがもしかしたらちょっと、強かったのかもしれないね」とし、「低めのね、ちょっと真ん中寄りなんでしょうけどね、本人も“投げミスでした”って言ってたんで。きっちり外に投げられたら、もちろん結果は違ったんでしょうけど。また次回頑張ってもらいましょう」と敗戦を重く受け止めつつも前向きに話していた。

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