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橋下徹氏 維新幹事長を猛批判、兵庫知事の不信任案巡る発言に「無党派層が離れて行っている原因が凝縮」

スポニチアネックス 2024年9月1日 8時25分

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が1日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事(46)を巡る疑惑告発文書問題についての日本維新の会の対応を批判した。

 日本維新の会の藤田文武幹事長は8月31日、斎藤氏の疑惑告発文書問題への対応について、9月6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の答弁内容を踏まえ、不信任決議案を出すかどうか「最終判断する」と表明。斎藤氏の不信任案提出については「可能性はゼロではない」と述べた。6日は贈答品受領疑惑と、文書を公益通報として扱わなかった対応を尋問予定で、維新は終了後に再協議する。

 百条委設置時に維新は反対に回ったが、姿勢に変化が見られており、8月30日のパワハラ疑惑に関する尋問では維新県議の委員が「職員とコミュニケーションが足りず、思いやりもない。人望もない」などと斎藤氏を厳しく追及している。

 橋下氏は「維新の藤田幹事長、兵庫知事の不信任案『可能性ゼロではない』」と題された記事を引用し、「既存政党、役所の言い訳みたいで、今の維新のダメなところ、無党派層が離れて行っている原因が凝縮している。今の維新に、斎藤さんに対する不信任案に反対できるだけの理論と根性は皆無」と自身の見解をつづった。

 その後の投稿では「可能性は0ではない、なんて、こんなもったいぶった言い方無党派層が一番嫌う。どうせ不信任案に賛成するんやろ!とみんな思っている」と指摘した。

◇兵庫・斎藤知事告発文書の疑惑7項目

(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任

(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い

(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた

(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った

(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた

(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた

(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

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