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ダルビッシュ有 プロ入り4年目から続けていること「施設で育った子たちを応援しようと」 やす子にも共鳴

スポニチアネックス 2024年9月1日 12時8分

 日本テレビ系「24時間テレビ47」(31日後6・30~1日後8・54)が放送され、パドレスのダルビッシュ有投手(38)がプロ4年目から継続していることが明かされた。

 今年の24時間テレビでは、自身が高校時代育った児童養護施設への支援のため、お笑いタレントやす子(25)がチャリティーマラソンに挑戦している。

 今年5月に史上3人目の日米通算200勝をマークしたダルビッシュ。番組には母・郁代さんが登場し、ダルビッシュがプロ入り4年目からずっとやり続けていることとして「1勝につき10万円、(地元の)大阪府羽曳野市に寄付ですね。施設で育った子たちを応援しようという形」と明かした。

 子どもたちを思う気持ちはやす子と同じだとし、これまでの寄付金は推定1600万円以上にもなるという。ダルビッシュはこれまで何度も施設を訪問し、思い出づくりに野球をしたり、ぶどう狩りや映画館へ招待したり、積極的に関わっているという。施設の館長も「子どもたちが興味を持った時、いいよ、応援するよ、って使わせてもらったことが本当にありがたかった」と感謝した。

 ダルビッシュ有文庫を開設したり、市内の子どもたちを日本ハム時代の本拠地だった北海道に招待したり、農業、漁業体験ツアーなども開催しているという。

 23年にパドレスと6年総額1億800万ドル(約141億4800万円、当時)の契約を結んだスーパースターだが、その家族もチャリティーの意識を高く持ち、そのために活動しているという。三男・賢太さんは母について「有が“いい席で飛行機取るから”って言っても、首が折れてもエコノミーに乗ってますね」と証言。母はぜいたくをせず、自らエコノミー席にチェンジするなど、常に節約を心がける。ボランティア、エコの意識も高く、根っからの“リサイクラー”だともいう。トレー、牛乳パック、ペットボトルなどを徹底的にリサイクルボックスに入れ、家族の着なくなった服も定期的に集めて、発展途上国に物資を支援する団体に送るなど、徹底している。

 賢太さんも毎週欠かさず地元の清掃ボランティアに参加。無料炊き出しや無料子ども食堂、無料の英会話教室、イベントで通学ガイドとさまざまな活動を行っているといい、郁代さんは「1人だからやってもしょうがないと思って、やらなければゼロのまま。1でも動き出すということは凄い大きな力になる。みんながやれば大きな輪になると思います」と話した。

 やす子の思いに賛同し、この日も郁代さんと賢太さんが国技館へ。「みんなが言うだけじゃなくて、自分のできることを少しずつやっていけば、大きな力になると思うので、養護施設全国にありますので、少しでも役に立てていただけたらと思います」と募金にも協力した。

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