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河野太郎氏 裏金の返還“なぜ今ごろ言う?”に反論「前からずっと言っている」「返した議員もいる」

スポニチアネックス 2024年9月1日 12時18分

 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への出馬を表明した河野太郎デジタル相が1日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。政治とカネの問題について言及した。

 フジテレビ政治部長で解説委員の松山俊行氏が「河野さんは今回、出馬にあたって政治資金収支報告書に不記載だった金額を返還するべきだという考えを示していますが、この点について、立憲民主党の野田元総理は、今頃になって何言ってるんだろうと、要するに議論がその前にあったのに、そこでなんで言わなかったのかという意見だと思いますが、今なぜこのタイミングなんですか?」と質問。

 河野氏は「いえいえ、これはですね、前からずっと言っている話で、1月だか2月に高松に視察に行った時の会見でも申し上げております。けじめをつけて前に進まないといかんということで、党の中でも不記載額を返金させようじゃないかという議論はありましたが、残念ながらそれが行われていません」と話した。そして、法的、捜査当局的には決着している話なのかもしれないとしつつ「不記載を裏金、裏金とずっと言われてきているのであるのならば、その不記載にした議員はその金額を自分の手元から離して裏金とは決別をする、そういうけじめをつけて前に進むというのが必要なのではないかなと。これは党内の議論というよりは、国民の皆様に対して、この不記載の問題をどうけじめをつけるかという議論なのではないかなと」と自身の考えを述べた。

 松山氏が「それでも不記載の金額を還さないという議員がいた場合、ペナルティーを科すという考えは?」と聞くと、「例えば、収入を不記載にしろと言われて不記載にせざるを得なかった議員がいますが、その中には、ちゃんとその金額の領収書を持っていて、ただ支出だけを記載すると収入と合わないから、支出の分の記載ができなかったという議員がいるわけで、そういう議員は収入と支出をしっかり出して疎明すればいいし、実際に安倍派の若い議員の中には返している議員が何人もいる。ですから、そこはもうすでにやってますよっていうことできちんと説明されたらいいのではないかなと思います」と述べ、ペナルティーを科すかどうかには言及しなかった。

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