西武は1日、金子侑司外野手（34）が今季限りで現役を引退すると発表した。後日、引退会見を行う。
「ねこ」の愛称とともに「レオのスピードスター」として人気を集めた金子侑は、球団を通じて「ライオンズで過ごした12年間は夢のような楽しい時間だった」などとコメントした。
俊足を武器に16、19年に盗塁王に輝くなど通算225盗塁をマーク。華麗な外野守備でもファンを魅了し、球界きっての「イケメン」としても人気を集めた。18、19年にはチームのリーグ制覇にも貢献。一方で多くの故障にも泣かされたプロ野球人生だった。
ともに外野を守り、一緒にチームの優勝も経験した栗山は「やっぱり残念な気持ちと、この期間一緒にプレーすることができて光栄だった。打球に追いつくスピードも、盗塁も、金子侑司にしか出せないものだった」。
「ねこげん」コンビとして金子侑と仲が良く、グッズを販売するなどした源田は「いやあ、寂しいですよ。まだまだ全然できるんじゃないかと思っちゃいます」。金子侑とは盗塁のスタートなどについてお互い、何度も言葉を交わしたという。
「ベンチの誰もが走ってほしいと思っているところで盗塁を決める。かっこいいなと思っていた。ファンの皆さんも記憶に残るプレーはたくさんあると思う」と話した。