◇明治安田J1リーグ第29節 神戸2ー0福岡（2024年9月1日 ベススタ）
昨季リーグ初優勝を支えた『堅守の神戸』が戻ってきた。公式戦3試合連続無失点。吉田孝行監督は「後半の危ない時間帯をゼロでしのげたのが、結果的に勝因」と称えた。
前半10分に福岡MF前嶋洋太との1対1をビッグセーブで防いだGK前川黛也は「最後まで我慢して、うまく相手のシュートに対応できた」と自画自賛。相手のキーマンとなるFWシャハブ・ザヘディに仕事をさせなかったDF山川哲史は「起点を作らせないことを意識してプレーした」と対人の強さを発揮した。後半はシュート数で上回られたが、全員で体を張り続けた。
名古屋、G大阪戦では試合終了間際に失点して勝ち点1止まり。山川は「試合の終わらせ方は全員が意識している。そこへの集中力がシーズン終盤になって、より高まってきている」とチームとして苦い教訓が生かされていることを強調する。残り9試合。守備陣の安定感が、リーグ連覇のカギを握る。