日本テレビ系「24時間テレビ47」（31日後6・30～1日後8・54）で「全国の児童養護施設に募金マラソン」を完走したお笑いタレント・やす子（25）が、同局系「行列のできる相談所」（日曜後9・00）に生出演。マラソン後、サプライズの「ご褒美」を受け取り、感無量の面持ちを浮かべた。
以前、「行列」に出演した際、かねてから大ファンだという「YAWARA！」「20世紀少年」などを手がけた漫画家・浦沢直樹氏のサインが欲しいと熱望。
番組がこれを叶え、浦沢氏の直筆サイン入り色紙がプレゼントされた。色紙には「YAWARA！」の主人公・猪熊柔と猪熊滋悟郎に挟まれたやす子の似顔絵が。滋悟郎のせりふで「見事ぢゃ！！ぢゃがまだまだ先は長いぞ！」とエールがおくられている。さらに、「20世紀少年」に登場する「ともだち」のロゴマークと浦沢氏のサインが入った豪華な内容。
やす子は「うわ～！すごい！YAWARA！20世紀少年のマークもある！」と大興奮。「浦沢先生の画風だと、こうなるんだ。言葉が出ない…うれしい」と自身の似顔絵をまじまじと見つめて大感激の様子。「下書きの線も見えるー！うれしすぎる！」と熱烈ファンぶりを炸裂させた。
浦沢氏はメッセージを寄せ、「私の作品を楽しんでいただいているそうでありがとうございます！『おもしろ荘』で初めて見た時から私もファンでしたよ！見事な走りでした。治五郎さんが言う通り、これからまだまだ長い道のりですが、お互い楽しんでいきましょう！お疲れ様でした」とねぎらった。
チャリティーマラソンは31日午後7時50分過ぎにスタート。台風10号上陸を受け、安全面を考慮して日産スタジアムを周回するコースに変更。400メートルトラックを走り続ける過酷な状況の中、75周して30キロを走った。笑顔でトラックを走る姿が中継されたが、どれだけ走っても景色が変わらない周回コースに、SNSでは同情や批判の声も上がった。
夜が明けた1日朝にはスタジアムを出てメーン会場の東京・両国国技館を目指して走り出した。左足首に痛みが出ており、道中では「間に合うかな」という言葉を初めて発したことが伝えられていた。
途中では強雨に見舞われるなど困難を乗り越え、やす子は80キロ超を完走。東京・両国国技館でゴールした。「マラソン児童養護施設募金」の募金額は4億3801万4800円に達したと発表された。昨年の募金総額は8億4805万9341円。約半分を一人で集めたことになった。