8月31日から9月1日にかけて放送された日本テレビ「24時間テレビ47」（31日後6・30～1日後8・54）で番組終盤「PART10」（1日後7・00～8・54）の平均世帯視聴率が19・7％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことが2日、分かった。番組全体の平均視聴率は世帯12・5％、個人7・5％、コア4・7％だった。
瞬間最高視聴率は午後8時45分に記録した25・4％。「全国の児童養護施設に募金マラソン」のランナーを務めたやす子がゴールし、全国の児童養護施設の子供たちや出身者、恩師からのメッセージがVTRで流れ、さらに、「X JAPAN」のYOSHIKIらがやす子を労う場面だった。
また、全体平均の到達人数は約7000万9000人（全国、31局・1584分）、平均視聴人数は約881・0万人（全国、31局）だったことも発表された。到達人数は、個人全体4歳以上における1分以上の番組視聴を“見た”と定義し、その番組をどれだけの人が視聴したのかを推計した値。
昨年は番組全体の平均世帯視聴率が11・3％で瞬間最高は24・8％だった。
総合司会はお笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也、フリーの羽鳥慎一アナウンサー、同局の水卜麻美アナウンサーが務めた。
募金マラソンについては、台風10号上陸を受けて影響が懸念されたが、同局は一時中断も視野に入れ安全に配慮しながら実施することを決定。横浜・日産スタジアムを周回するコースに変更し、夜が明けた1日朝、スタジアムを出てメーン会場の東京両国国技館を目指して走り出した。豪雨の中、完走。ゴールでは涙も見せ「走れてよかったなあ～皆さんの応援の下、走ることができました」と語った。
「24時間テレビ」を巡っては、昨年11月、系列局の日本海テレビジョン放送（鳥取市）の男性が2014年以降、寄付金の計約1118万円を着服していたと同局が発表した。同社で放送したチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金も含まれていたとし、この男性を懲戒解雇。鳥取警察署に被害届を提出していた。
SNSでは、「24時間テレビ」の放送に批判的な声も上がっていた。これらを踏まえ、同局はチャリティーの在り方を再考。同局はメインパーソナリティーを廃止し、47回目にして初めて番組テーマを「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか？」に変更した。