フジテレビは2日、東京・台場の同局で10月期番組改編会見を行い、火曜午後9時のドラマ枠が9年ぶりに復活することを明らかにした。
同局は、今回の改編にあたり「平日改革 特に火曜日改革」を打ち出した。編成部長の中嶋優一氏は、9年ぶりに東京のフジテレビ制作となる火曜日午後9時のドラマで「勝負していきたい」と語った。
火曜午後9時のドラマ枠の歴史は古く、1962年から72年まで30分ドラマを放送。96年から2015年にかけては1時間ドラマのヒット作を量産した。「ナースのお仕事」や「救命病棟24時」といったシリーズ化された人気作を生み出した他、「踊る大捜査線」や「海猿―UMIZARU EVOLUTION―」は映画化もされ大ヒットした。
看板枠の「月9」と並び、ヒット作を輩出していた「火9」。復活第1作目は「オクラ ～迷宮入り事件捜査～」を放送する。人情深い昭和刑事・飛鷹千寿（反町隆史）と、クールで効率重視の令和刑事・不破利己（杉野遥亮）の凸凹バディが、風化寸前の事件を追う。
なお、現在放送中の金曜午後9時のドラマ枠は、「ビリオン×スクール」を最後に1年で終了となる。