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琴桜が“突き押し5人衆”と連続15番「思った以上にできている」腰痛の不安なく秋場所へ調整順調

スポニチアネックス 2024年9月2日 16時43分

 大相撲の大関・琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)が2日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で秋場所(8日初日、東京・両国国技館)へ向けての稽古を行った。

 この日は関脇・阿炎(30=錣山部屋)、小結・大栄翔(30=追手風部屋)、幕内・隆の勝(29=常盤山部屋)、王鵬(24=大嶽部屋)が出稽古に訪れており、弟弟子の幕内・琴勝峰(25)も含め5人を相手に連続で15番取った。同じ相手と続けて取る「三番稽古」の形式ではなく、申し合い形式で代わる代わる相手を指名。「その方が体力的にキツい。相手が元気(な状態)で来ることもあるので、その中で力を出せた」と自らを追い込んで実りのある稽古を行った。

 突き押し相撲を得意とする相手が多い中で、組み止めて自分の形に持ち込む時もあれば押し返して圧力勝ちする場面も。「やるのはしんどいですよ」と苦笑いしながらも「持っていかれないようにしないといけないし、タイプの違った稽古もできる」と充実感を得ていた。

 8月上旬に腰痛を発症し、夏巡業ではほとんど実戦稽古を積めず。8月29日の稽古総見から本格始動した。腰の状態は「思った以上にできているので大丈夫だと思う」と問題ない様子。「場所前に出遅れないようにと、できないなりにやれることをやってきた」。腰痛とうまく付き合いながら進めてきた調整は順調なようだ。

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