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上野四段 加古川青流戦決勝進出 藤井王将超えなるか? デビュー1年余りで2つ目の棋戦制覇へ王手

スポニチアネックス 2024年9月2日 18時9分

 将棋の上野裕寿四段(21)が2日、大阪・関西将棋会館で第14期加古川青流戦の準々決勝、準決勝に連勝し、10月13、14日に兵庫県加古川市で行われる決勝3番勝負へ進出した。昨年10月、四段に昇段してプロデビュー。同月31日の新人王戦で棋戦優勝する、プロ3局目での快挙を達成した。そして今回王手をかけた加古川青流戦も制覇となれば、デビュー1年余りで2つ目の棋戦優勝となる。藤井聡太王将(22)=7冠=も果たせなかったスピード記録で、その行方が注目を集めそうだ。

 藤井は16年10月、四段昇段してプロデビュー。デビュー以来29連勝を果たした後、18年2月の朝日杯で棋戦初優勝した。その後2つ目は同年10月の新人王でデビューから2年余り経過していた。中学2年生、14歳2カ月での史上最年少デビューとでは、スタート時点での棋歴に差はあるが、それでも上野の躍進が色あせるものではない。

 上野は準々決勝で、同じ井上慶太九段門下の狩山幹生四段(22)に121手で、矢倉の将棋を制した。準決勝は古井丈大(じょうだい)三段(20)に189手で勝利。古井の四間飛車を長い中終盤戦の末、退けた。

 決勝は、準決勝で同じ井上一門の生垣寛人三段(21)を121手で破った岡部怜央四段(25)と対戦する。

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