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アメフト近大 薄氷の1点差で京大を撃破 古橋HC「“雨の長居”より疲れました」

スポニチアネックス 2024年9月2日 20時18分

 ◇関西学生アメフト1部リーグ 近大13ー12京大(2024年9月2日 MKタクシーフィールド)

 3日遅れの開幕戦で、近大が京大を逆転で下した。ターンオーバーで何度も流れが変わる目まぐるしい展開。第4Q6分40秒に逆転TDを許しても、攻撃に向かうQB勝見朋征(4年)はファイティングポーズを崩さなかった。

 自陣深くからのシリーズ。残り時間2分を切り、オフェンスは勝負を懸けた。この試合、一度もターゲットになっていないWR小野真(1年)が右サイドを駆け上がる。司令塔の視界には、相手DBに競り勝つ姿がしっかり映っていた。逆転のTDパス。「(小野は)うちの中でも、縦に速い選手。取ってくれると信じてました」。クライマックスを振り返る声が弾んだ。

 今季から就任した古橋由一郎ヘッドコーチにとっても、記念すべき白星。第一声がふるっていた。「“雨の長居”より疲れました」。立命大監督だった2004年プレーオフ。関学大を3度のタイブレークの末に振り切った雨中の戦いは、今も伝説として語り継がれる。古橋監督一流の表現で、薄氷の1点差勝利を喜んだ。

 「実感? まだわきませんねえ。もう次の試合に(意識が)向いてますので」。次節は中5日で関大戦。「3強」との戦いで、真価が問われる。

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