日本テレビ「完全密着！やす子の24時間マラソン 児童養護施設の子どもたちのために」（後9・00）が2日に放送された。「24時間テレビ」で33回目を迎えたチャリティーマラソンの歴史の中で、初めて開設された目的別募金「マラソン児童養護施設募金」の現在の募金額が報告された。
同局の「24時間テレビ」でチャリティーマラソンのランナーを務めたやす子。台風10号の影響で、8月31日は横浜市にある日産スタジアム内の400メートルトラックを75周走ることになった異例のマラソン。台風の勢力低下もあり、9月1日は午前6時30分前に日産スタジアムから公道に出て両国国技館を目指した。雨も降る中、左足首の痛みなどを抱えながらも進み続け、残り500メートルを切ると笑顔も見せた。国技館の敷地内で芸人仲間に迎えられると、目に涙を浮かべる場面も。練習では最長15キロまでしか経験していない中、2日間で合計80キロ超を走破した。
高校生の頃に児童養護施設で暮らしていたやす子。施設のことを少しでも知ってもらうために走った。33回目を迎えたチャリティーマラソンの歴史の中で、初めての目的別募金「マラソン児童養護施設募金」が開設され、同番組終了時点で総額4億3801万4800円が集まった。
そして、この日放送された「完全密着！やす子の24時間マラソン」で、同局の岩田絵里奈アナウンサーが「やす子さんの『マラソン児童養護施設募金』、本日いっぱい受付をしているんですが、最新で何と4億5000万円以上いただいている」と報告した。
全国約600カ所以上の施設に全額使用される予定。