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【パリ・パラリンピック】車いすラグビー日本が金メダル!観客席にあの有名人?「いるよね」「見ました」

スポニチアネックス 2024年9月3日 4時13分

 ◇パリ・パラリンピック第6日 車いすラグビー(2024年9月2日 シャンドマルス・アリーナ)

 車いすラグビーの決勝が行われ、世界ランキング3位の日本は同2位の米国を破り、6度目のパラリンピック出場で悲願の金メダルを獲得した。

 大熱戦となった日本―米国戦。日本の鮮やかな逆転劇を日本でもテレビ観戦したファンが多かったが、その中で客席にも視線が集まった。お笑いコンビ「ロッチ」の中岡が自身のX(旧ツイッター)で「こりゃ勝つぞ!一瞬有働さんっぽい人映ってたぞ!」と投稿。他にも「有働さんいるよね」「やっぱりさっき映った応援席の人有働さん?」など投稿が相次ぎ、「有働さん」がトレンド入りした。

 実は有働由美子アナウンサーは、今年6月に日本車いすラグビー連盟の理事に就任。今回はパリ・パラリンピックを観戦するため現地に訪れていたが、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」で「もう大変なのよ」「観戦チケットは直前に(取ろう)と思ってたら予約サイトでも一切ない。めちゃくちゃ人気。売り切れてて…」とチケットの入手に困っていることを明かしていた。

 それでも、この日はしっかりと観戦できたようで、有働アナは自身のインスタグラムでも観客席からの動画を投稿。「決勝始まります!」などと応援していた。

 Xでは「私も見ました」「客席には有働さんもいたよ」「良かった、有働さんチケット取れてた」など、有働アナへの投稿が止まらなかった。

 日本にとっては悲願の金メダル獲得となった。米国にはここまで今季4戦全勝。1次リーグ2戦目では終盤に激しい守備でターンオーバーを誘って突き放し、45-42で競り勝っていた。準決勝の壁をついに破ったオーストラリア戦も、ベテラン池崎大輔(46)や主将の池透暢(46)らのしぶといディフェンスで流れを引き寄せ、土壇場で追いついて延長戦をモノにした。

 東京大会で銅メダルに導いたケビン・オアー氏(米国)が22年限りで退任し、昨年8月に元日本代表の岸光太郎ヘッドコーチ(52)が就任。だが、若きエース橋本勝也(22)が「世界一」と自負するディフェンスなど戦い方は浸透済みで、細部の精度にこだわってチーム力を高めてきた。今年はフランスと英国に1敗ずつしただけで、準決勝を終えた時点で22戦20勝。東京大会のメンバー11人が残り、コンビネーションや結束力にも不安はなかった。

 96年アトランタ・パラリンピックで車いすラグビーが公開競技に採用された翌97年、国内に統括団体「日本クアドラグビー連盟」が誕生。日本代表が結成されて国際大会にも出場したが、パラリンピック初出場の04年アテネ大会は6戦全敗。7位だった08年北京大会後から本格的な強化に着手し、12年ロンドン大会4位、16年リオデジャネイロ大会と21年東京大会は銅メダルと一歩ずつ進歩してきた。成熟した代表選手が集まり、"史上最強"の状態で迎えたパリでの金メダルは必然の結果だった。

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