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森永卓郎氏、日銀の植田総裁に「だから、イケメンは信用できない」「黒塗りの車で通勤するんじゃねぇよ!」

スポニチアネックス 2024年9月3日 13時46分

 がん闘病中の経済アナリスト森永卓郎氏(67)が2日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)に生出演。日銀の政策に苦言を呈した。

 日銀が先月27日に発表した7月の基調的なインフレ率を捕捉するための指標は、3指標そろって前月の上昇率を下回り、2%に届かなかったという。卓郎氏の息子で経済アナリストの森永康平氏が刈込平均値が前年比で2%を下回っていることに触れ、「物価がすごい上がっていると実感としては思いますけど、経済のデータで見るともうピークアウトして物価は落ち着いてきている」と語った。

 続けて、「いよいよ利上げした意味が何なの」とし、「1つあるのは、円安が嫌だったという話。でも、為替を動かすために金利を動かすなんて御法度。そもそもそんなことやるはずがないんですけど、この物価の状況を見ているともしかして本当に為替のために利上げしたのっていう…」と語った。

 康平氏は「黒田前総裁が異次元の金融緩和をやってきた。学者からすれば異次元のことは教科書にのっていないことだから嫌なんだと思う。金融政策の正常化をしたいという話なんだと思う」とした上で、「目の前の国民経済を見て、今利上げをすべきかを判断すべき。何を一番最初にこないといけないのかという優先順位がズレまくっている」と訴えた。

 すると、卓郎氏は「だから、イケメンは信用できないって言っているんです」ときっぱり。垣花正アナウンサーは思わず「この“だから”の使い方は日本語の使い方の間違いの例として捉えればいいですか?“だから”は、ちゃんと根拠のある理由を話さないといけないんですけど」とツッコんだ。

 卓郎氏は「(植田総裁は)昔はイケメンだったんですよ」とした上で、「考えないといけないのは国民経済だし、国民1人1人の暮らし。それをぶっ壊してでも金融正常化という名の金融村ぼろ儲けの構造を取り戻すというところに踏み込むってところが、私はひでぇなと思います」と語った。

 垣花アナが「植田さんの個人的な悪口云々ではなくて、日銀の政策を見ていると国民の暮らしは全然見ていないことが分かりますね。彼らに1回、本当に普通の暮らしを経験させないと、理論だとか目の前の数字だけで物事を決めているように受け取ってしまう」と話すと、卓郎氏は「黒塗りの送迎付きの車で通勤するんじゃねぇよ!地下鉄に乗っていけ!」と叫んだ。

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