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日本代表・伊東純也が合流「森保さんとコミュニケーション取っていた。元気?とか」久々代表復帰も不安なし

スポニチアネックス 2024年9月3日 19時12分

 サッカー日本代表は3日、W杯アジア最終予選初戦・中国戦(5日、埼玉スタジアム)に向けさいたま市内で調整し、冒頭15分間を報道陣に公開した。性加害疑惑で不起訴となったMF伊東純也(31=Sランス)がこの日から合流。1~2月のアジア杯カタール以来となる代表ジャージーに袖を通した。

 伊東は公開された冒頭15分の練習で軽快に動いた。練習後には取材対応。「(合流して)うれしいし、チームに貢献したい」と話した。

 1月のアジア杯の途中で代表を離脱することになったが、「悔しい思いはあったが、チームとして戦っているのでしょうがないかな」と納得している。

 代表を離れていた間も「森保さんとコミュニケーションは取っていた。(中村)敬斗が代表入ったりしていてシンプルに応援していた。どんな言葉をかけられたか?覚えてない(笑い)。深刻な感じじゃなかった。元気?とか」と、指揮官と連絡を取り合っていたため不安はなかったという。

 不起訴となり自らの主張が認められたことについては「まあ、ホッとしたはしましたね。区切りがつかないと難しい部分はあると思うんで」と振り返った。

 中国戦に向けては「しっかり後ろでブロックを組んで守ってくる。そういう相手をこじ開けるのはそんなに簡単じゃない。そこで先制点やサイドでうまく崩してチャンスをつくれればいい」と分析。「前回も(最終予選で)初戦落としてますし、それで自分たちで難しくしたと思うので、今回は一戦目からしっかり勝っていい状態で臨めれば」と意気込んだ。

 伊東はアジア杯期間中に性加害疑惑が報じられ、女性2人が大阪府警に刑事告訴したことが判明し、途中離脱。3月と6月の2度の活動は選外だった。その間、所属クラブの試合には出場し続けて好調を維持し、先月末からの日本ツアーも全4試合に先発。準強制性交致傷の疑いで書類送検の後、大阪地検が不起訴処分としたことで、代表復帰への環境が整い、約7カ月ぶりに招集された。

 22年1月のW杯アジア最終予選・中国戦では、史上4人目となる同予選3試合連続ゴールを記録。会場は今回と同じ埼玉スタジアムだった。これ以上ない舞台で、代表復帰ゴールが期待される。

 所属するSランスでは1日のレンヌ戦に右ウイングで先発。0―1の前半41分に左ウイングの中村敬が起点となった左クロスを、ゴール正面から頭で左隅に叩き込む今季初ゴールを決めた。後半3分には起点となって決勝点にも絡み、チームに3戦目で今季初勝利をもたらすなど、代表復帰に弾みをつけていた。

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