サッカー日本代表は3日、W杯アジア最終予選初戦・中国戦(5日、埼玉スタジアム)に向けさいたま市内で調整し、冒頭15分間を報道陣に公開。MF田中碧(25=リーズ)が意気込みを語った。
田中はドイツ2部デュッセルドルフから8月30日、イングランド2部リーズに完全移籍。新天地から自身W杯2大会連続出場を目指す。
所属先が変わってから初の代表だが、コンディションは「そんなに変わらない。ちゃんとスイッチ入れ替えてやればいいかなという感じ」と体調面に不安はない。
最終予選に向けては「もちろん試合に出たいってのもありますけど、ただやっぱり一番大事なのはチームが勝つことだし、そこは大前提に置かなきゃいけない。勝つことだけに全員でフォーカスしていければいいかなと思います」と気合十分。
前回予選のオーストラリア戦はコロナ下のさいたまスタジアム。田中は代表初ゴールとなる先制点を挙げた。いいイメージがあるが、「個人的にはやっぱり満員の埼スタでやるっていうのが初めてなんで、そこは凄くワクワクしてます」と語った。
移籍については「シーズン前に決めるのが良かったけど(候補はいろいろありながらも)、いろいろ考えた中で自分の中の“いいな”っていうのがなくて…最後の最後で出てきた中で一番良いものを選べればという。自分が行くという決断をしなかっただけ。そんなに焦っていなかった。途中から入ったんでスタメン争いもありますけど、そこは終わってからの勝負になるかなと思います」と定位置争いに臨む構えだ。
リーズに決めた理由については「もちろん5大リーグの1部に行きたかったんですけど、やっぱりどういうサッカーをするのかが自分の中で凄くキーで。自分がそこで試合に出られるかとか、もう1個上のステージに行けるかとか、そういうのも含めてリーズはやっぱりイングランド(のチーム)で特別だし。そこで普通に上に行ければ、プレミアに行けるんで。そこは一番可能性がある」と明かした。