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3度目の最終予選を前に…浅野拓磨が思い出す8年前の本田圭佑の言葉「簡単じゃないことは分かっている」

スポニチアネックス 2024年9月3日 21時17分

 サッカー日本代表は3日、W杯アジア最終予選初戦・中国戦(5日、埼玉スタジアム)に向けさいたま市内で調整し、冒頭15分間を公開した。18年ロシア大会、22年カタール大会に続き自身3度目の最終予選に臨むFW浅野拓磨(29=マジョルカ)は「(W杯に)行けるも行けないも紙一重だと思っている。それが分かりきっているので、それに対して何かできるというよりも、とにかく自分たちが持っているものを出し切るしかない」と決意を語った。

 最終予選の初戦は2大会連続で黒星を喫してる鬼門。浅野にも忘れられない教訓がある。前々回の初戦だった16年9月のUAE戦。途中出場した浅野は後半にゴールラインを割ったように見えるシュートを放ったものの、ゴールは認められずチームも逆転負け。アジアの厳しさを突きつけられた。その試合後、本田圭佑がチームメートに発した。「簡単じゃないことはもう分かっている」。当時22歳だった浅野は、その言葉で覚悟が決まったという。「その話を聞いた時に、本当にやるしかないなと。その時に初めてW杯の最終予選の重さを感じたというか。重さを感じるだけじゃなくて、本当にやるしかないんやなと。そこで心が決まった自分がいた。前回の最終予選でも感じていましたし、やり続けるしかない」

 欧州組にとってはシーズン序盤。コンディション調整の難しさは感じているものの、「そこは言い訳にならないかなと。とにかく自分たちがやれることをピッチで表現できたら結果につながる」と言葉に力を込めた。

 今夏にスペイン1部マジョルカに加入した。欧州3カ国目となる新天地での日々に「チームでの感覚も凄くいいし、街も凄くいい。私生活も含めて凄く充実している」と頬を緩ませた。

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