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オリ・中嶋監督「取れる一つのアウトをしっかり取っていかないと」中堅・福田を6回の守備から交代

スポニチアネックス 2024年9月3日 22時58分

 ◇パ・リーグ オリックス3―2西武(2024年9月3日 ほっともっと神戸)

 西武に14安打を浴びながらも2失点にとどめ、勝利を収めたオリックス・中嶋監督は「今日はよくしのいだ、という方でしょうね。本当は走者を出さない方が楽なんでしょうけど、出してからでも本当に粘った」と投手陣を称えた。

 3者凡退のイニングは1度もなく、先発の田嶋は5回9安打2失点で降板。2回先頭の外崎と5回先頭の佐藤龍の打球の目測を誤り、頭を越える長打を許した中堅の福田も6回から広岡に交代した。「田嶋の話になったら、かわいそうな部分もありますよね。あれは2本ともきっちり捕らないといけない打球ですし、(3回2死一塁で外崎が放った中前打の)前のやつも中途半端になっていますし。あれ?と思うぐらい、守備に関してちょっと違う感じでしたので、代えました」と指揮官は説明。

 代わった広岡は7回2死二塁で山野辺の中前打を処理し、本塁への正確な送球で二塁走者の本塁突入を阻止。「こういうゲームになってきたらやっぱり、取れる一つのアウトをしっかり取っていかないと、どうしても苦しくなっていきますんで。それでしたら代えるべきだと思います」。大逆転でのクライマックス・シリーズ進出を目指すシーズン最終盤、貪欲に勝利を追い求める姿勢が如実に表れた試合となった。 (阪井 日向)

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