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【パリ・パラリンピック】鈴木孝幸が男子200M自由形で銅メダル「うれしい。想定通りに泳げた」

スポニチアネックス 2024年9月4日 1時2分

 ◇パリ・パラリンピック第7日 競泳(2024年9月3日 ラデファンスアリーナ)

 競泳の男子200メートル自由形(運動機能障害S4)が行われ、21年東京大会銀メダルの鈴木孝幸(37=ゴールドウイン)が銅メダルを獲得した。鈴木は50メートル平泳ぎ(SB3)の金、100メートル自由形(S4)の銀に続き今大会3個目、パラリンピック通算13個目のメダル獲得となった。

 鈴木は「正直(メダルが)一番厳しい種目だと思っていたので本当にうれしい。想定通りに泳げた。経験のある選手ならではのいろんな引き出しを出してみた」と話した。

 この日午前の予選は好スタートを切りながら後半に順位を落とし、3分5秒23の2組3着、全体7番目で何とか突破。それでも決勝では鈴木らしく後半に粘りの泳ぎを見せて表彰台をゲットした。

 8月30日の100メートル自由形では、21年東京大会に続く連覇を逃した。50メートル平泳ぎから2日連続レースの疲れは残っていたが、4番手だった50メートルの折り返しから猛烈に追い上げ、2人をかわした。東京では5種目でメダルを獲得しており、「(連戦は)分かった上で取り組んでいる。ベストを尽くして取れた色なので」と銀を喜んでみせた。

 2日には男子50メートル自由形(視覚障害S11)で金メダルを獲得した木村敬一(33=東京ガス)とともに、岸田文雄首相とオンラインで面会。岸田首相から「2人の素晴らしい活躍で多くの国民に感動を与えてもらい、感謝している」と祝福された。鈴木は「過去の大会の経験や失敗も糧となってレースに現れた」と振り返り、周囲のサポートに感謝した上で「自信を持ってレースに臨むことができた」と話した今大会は混合メドレーリレーと100メートル平泳ぎにもエントリーしており、最後まで全力を尽くす決意だ。

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