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日本代表MF守田 アジア杯敗退後に波紋呼んだ“監督批判”の真相とは…「森保さんの懐の深さ感じた」

スポニチアネックス 2024年9月4日 6時40分

 サッカー日本代表MF守田英正(29=スポルティング)が1日深夜放送のテレビ朝日系「GET SPORTS」(日曜深夜1・40)に出演。今年のアジア杯カタール大会8強敗退後、“監督批判”とも受け取られ波紋を呼んだ発言の真相について明かす場面があった。

 守田は番組内でサッカー解説者の中西哲生氏との対談が実現。無念の8強敗退に終わった今年のアジア杯カタール大会を振り返り「僕たちも過信していたわけじゃないですし、シンプルに自信があった中での結果だった。レベルは本当に高かったと思いますし、思った以上に(戦術分析などを)やってきたなという感覚はありました」とコメント。

 中西氏が「アジア杯の時に足りなかった部分でいうと、バリエーション?このパターンできた時はこうしようという準備が少し足りなかったのかなという気がするんですけど…」と話すと、守田は「そうですね。ある程度やってはいたんですけど、そこの精度だったり、満を持して大会に臨めたかというとそうではなかった。現地すごい(日本)サポーターの数でしたし、熱量も感じたので。だからこそ日本代表として勝たなくちゃいけないという思いみたいなものをピッチでもっと表現しないといけなかったと思います」と反省した。

 そのアジア杯準々決勝で敗れた直後に守田は「外からこうした方がいいとかチームとしてこういうことを徹底しようとかもっと提示してほしい」と采配や戦術に関する要望をチームに提言。これが“監督批判”とも受け取られ波紋を呼んだことについて問われると「もっと日本サッカーを強くするために行動した結果なんですけど、これは森保監督だったりチームスタッフともいろんな話をしながら済んだ話」と言及。

 続けて「僕の個人的な考え方として常に自分を否定するというか、肯定するところはもちろん肯定していいんですけど、本当にこれでいいのかな?とか自分を疑うことを僕はやってきているんです。こういう結果に終わった時にただ負けて残念でしただけじゃなくて、成長できる部分を探して伝えた結果がこれでした」と説明した。

 中西氏から「実際、その後(森保監督らと)どういった話をされたんですか?」と聞かれると、守田は「個人的に森保さんが僕の部屋に来ていただいたり、あとはチームのスタッフに話しをしたりとか。僕が感じたのは森保さんの懐の深さというか、あらためて意見を“ぶつけてきてくれ!!”と言っていただいた」と明かした。

 この日以降、互いの理解が深まり日本代表は一歩前に進んだとし「アジア杯前以上に今はある意味フラットで(森保監督とも)話せます。少し殻を破った感覚が僕の中にはあります」と手応えを感じていると話した。

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