Infoseek 楽天

日本代表新戦術“攻撃的3バック”は守田の発案だった!? アジア対策に手応え「W杯でも使えるかも」

スポニチアネックス 2024年9月4日 6時52分

 サッカー日本代表MF守田英正(29=スポルティング)が1日深夜放送のテレビ朝日系「GET SPORTS」(日曜深夜1・40)に出演。新戦術“攻撃的3バック”の発案者を明かす場面があった。

 守田は番組内でサッカー解説者の中西哲生氏との対談が実現。今年のアジア杯カタール大会で8強敗退後、森保監督から「もっと意見をぶつけてきてくれ!!」と要望を受けた守田は「アジア杯前以上に今はある意味フラットで話せます。少し殻を破った感覚が僕の中にはあります」と言及。それ以降は戦術に関しても積極的に意見していると話した。

 アジア杯での敗戦を糧にチームはバリエーションの構築に動き始めており、今年6月6日ミャンマー戦では3バックを採用。試合開始から3バックで臨むのは第2次森保ジャパンでは初めてのことだった。そして、このシステムを提案したのが他ならぬ守田だったという。

 この3バックについて守田は「攻撃的な3バックという言い方で間違ってはいないと思います。今までだと3バックは引き気味の5バックで、すごいブロックを引いてカウンターを狙うと捉えていた選手も少なくないんですけど、僕が言っている3バックはそれもできるけどボールを保持する攻撃的に行く3バックというのもあるとずっと考えていたので」と言及。

 続けて「対アジアに対して僕たちは4―2―3―1で今までやってきましたけど、少し後ろに比重が置いてしまってボールが前に入った時に攻撃の枚数をかけられないということがすごい多かったと思うので。だったら最初から3バックにして前に厚みを持たせた方がいいという話しをしながら2戦ともトライできたので良かったと思いますけどね」とコメント。引いて守るアジアの国々に対して厚みのある攻撃を仕掛けるための3バックだったと明かした。

 この“攻撃的3バック”を採用した2試合は6・6ミャンマー戦(○5―0)、6・11シリア戦(○5―0)と圧勝。中西氏から「2試合とも5―0だったんですけど、ある程度今回の攻撃的な3バックは自分たちで一つ新しいものが出せた?」と聞かれると、守田は「そうですね。今ヨーロッパでやっている分、すごいマルチにいろんなポジションができる選手が多くなってきたので、そういうのも生かせます。3バックに変えてしまうと複数得点できずに終わってしまう試合が少なくないと思うんですけど、しっかりと5点取れたのでそこはいいスタートじゃなかったのかなと」と手応えを口にした。

 中西氏が「実際、こういう戦い方をしたことによってW杯に向けての本大会のバリエーションにもつながるところがある?」と質問すると、守田は「このカードを持っているということが相手にとって脅威になると思いますし、今はそのオプションを増やしているところ。その精度を高めていければ本大会でももしかしたら使えるかもしれないですね。前回の最終予選で少し入りが悪くて本当に危なかったので…」と答えた。

この記事の関連ニュース