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橋下徹氏 ブレる維新に“皮肉” 兵庫県知事問題「後付けの理由でフラフラと不信任に賛成しないで欲しい」

スポニチアネックス 2024年9月4日 8時48分

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が4日までに自身のSNSを更新。斎藤元彦兵庫県知事(46)を巡る疑惑告発文書問題についての日本維新の会の対応に言及した。

 日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は8月27日、斎藤氏に対し、県議会調査特別委員会(百条委員会)での答弁次第で、維新として不信任決議案を提出する可能性を示唆した。県議団の意見を最大限尊重するとした上で、提出は「当然あり得る」と府庁で記者団に述べた。維新は疑惑解明を優先する立場だった。吉村氏は「そこは変わらない」と強調しつつ、現職首長が初めて敗北した25日の大阪府箕面市長選がきっかけだと認めた。党内外で斎藤氏への批判が高まる状況を踏まえ、事実上方針転換した形。維新は2021年の知事選で自民党と共に斎藤氏を推薦。自民は疑惑浮上を受けて、斎藤氏の辞職を求める姿勢に転じた。

 これまで維新の対応を批判してきた橋下氏は「維新馬場代表は世論に流されず憲法違反、法律違反の事実解明をしっかりやっていくと主張。是非それを貫いて欲しい。後付けの理由でフラフラと不信任に賛成しないで欲しい」とクギを刺した。

 続く投稿では「事実解明を重視し、世論に流されず憲法違反・法律違反の事実の存否を重視する維新は、この第三者機関の調査結果が出るまで絶対に判断をしてはいけない。維新はブレてはいけない」と強調した。

 疑惑文書で指摘されたパワハラや贈答品の受け取りなど7項目の疑惑と、公益通報としての県の対応の妥当性について調査する第三者機関の委員が決まり、9月中に初会合を開き、2025年3月上旬に報告書を公表する方針。

◇兵庫・斎藤知事告発文書の疑惑7項目

(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任

(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い

(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた

(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った

(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた

(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた

(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

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