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大谷翔平に次ぐナ・リーグMVP候補 メッツ・リンドアが大活躍、評価高まる理由

スポニチアネックス 2024年9月4日 12時27分

 ナ・リーグでは大谷翔平選手に次ぐMVPの有力候補とみなされるメッツのフランシスコ・リンドア内野手が3日(日本時間)、ホームでのレッドソックス戦で4打数2安打1本塁打3打点1盗塁と大活躍を見せた。

 リンドアは3回に先制の30号2ラン。8回には適時二塁打を放ち、直後に26個目の盗塁を決めるなど、7―2で勝ったメッツの6連勝に大きく貢献した。

 最近では打席に立つたびに地元ファンから盛大なMVPコールを浴びている。試合後、それについて問われたリンドアは「気分がいいよ。(MVPになれたら)夢のようだ」と笑顔。「今はただ勝つ野球をプレーしようとしている。ポストシーズンでも勝ちたい。フォーカスは勝つことだ」と勝利に集中していることを強調した。

 遊撃手としてゴールドグラブ賞も濃厚と目される守備を見せ、30本塁打―30盗塁も有力の活躍を続けるリンドアの評価は特に米東海岸では高まっている。

 この日の試合前、MVPになるのはどういう選手かと問われたメッツのスターンズ編成本部長は「それは毎日7時に私たちのショートストップをプレーする選手だ。信じられないシーズンを目撃している」と即答。リンドアと同じプエルトリコ出身のレッドソックスのコーラ監督にもナ・リーグのMVP争いに関する質問が飛び、コーラ監督は「(大谷、リンドアは)どちらもゲームチェンジャーだ。興味深い」と述べていた。

 やはりメジャー初の50-50に近づいている大谷が依然としてMVP争いの大本命に違いない。ただ、ワイルドカード争いを続けるメッツを引っ張るリンドアが残り1カ月でどれだけ追い上げられるかにも注目が集まりそうだ。(ニューヨーク 杉浦大介通信員)

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