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井上尚弥がドヘニー戦から一夜明け会見 次戦12月予定 2週間休む予定も父「2日の間違いでしょ?」

スポニチアネックス 2024年9月4日 14時21分

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が2度目の4団体王座防衛から一夜明けた4日、横浜市内のジムで会見した。東京・有明アリーナで行われた試合は挑戦者でWBO同級2位のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)が腰を負傷し、7回TKO勝ち。中盤からは内容で圧倒しており、大橋ジムの大橋秀行会長は「試合内容は1回からプレッシャーをかけて100点に近かった」と称賛した。

 傷一つない顔で会見した井上は、前夜はあまり寝つけなかったと明かしたが、試合のダメージは「ないです」ときっぱり。映像を見返して「陣営の作戦通り、慎重に冷静に徹底してできていた」と自身を評価し、「まだそこまで分析できていないが、(ダウンした5月の東京)ドームでの1ラウンドから、ああいう形になった」と慎重だった序盤について説明した。父・真吾トレーナーも「慎重に丁寧にやってくれたのでよかったと思う」と合格点を与え、「(ドヘニーの)ダメージの蓄積でああ(7回TKO)なった。いい試合だった。いいタイミングで当たりかけていたパンチもあって、(ドヘニーは)ずっと怖かった」と分析した。

 次戦は12月に国内でIBF&WBO1位のサム・グッドマン(25=オーストラリア)との防衛戦が有力。井上は「今回、最終的なフィニッシュシーンは不完全燃焼に終わったが、次は12月に短いスパンでできる。そこに向けて気持ちを高めていきたい」と今年3試合目へ意欲を示した。「体力的には問題ないが、精神的な疲れもある」と今後は2週間休む予定と明かすと、真吾トレーナーは「2日の間違いでしょ?」と突っ込んで笑いを誘った。

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