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尊富士がテーピングなしで関取衆と実戦稽古「元気な相撲を見せたい」2場所連続休場から再起へ意欲

スポニチアネックス 2024年9月4日 16時54分

 大相撲の十両・尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)が4日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で秋場所(8日初日、東京・両国国技館)へ向けた稽古を行った。

 テーピングを施さずに申し合い稽古に参加。幕内・熱海富士(22)や錦富士(28)らを相手に、鋭い立ち合いやスピードのある攻めを見せた。前日に実戦稽古を再開したばかり。それでも「熱海富士関に“前より動きが良くなった”と言われたので、けっこううれしかった」と復調を感じていた。

 春場所で110年ぶり新入幕優勝という歴史的偉業を成し遂げるも、右足首のケガで夏場所を全休して十両に転落。名古屋場所は8日目から出場して2勝したが今度は左大胸筋を痛めて再び休場となった。度重なるケガについて「(痛みは)ゼロには当然ならない」としながらも「横綱(照ノ富士)も体の状態悪い中(結果を残していて)、やっぱりそういう背中を見て育ってきたので。自分のケガはまだまだ。上に行くには全然たいしたことないかな」と重く考えないつもりだ。

 秋場所の番付は西十両11枚目。初日から出場できれば、幕内優勝した春場所以来となる。「とにかく一番一番しっかりやること。みんな必死なので。その中で優勝目指して。思っている以上に元気な相撲を15日間土俵上で見せたい」と意気込みを語った。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「(実戦)稽古を始めたのは最近だから、そこは心配。稽古しないと、後半戦で疲れてきてしまうから」と不安要素も挙げた。

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