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井上尚弥 中谷潤人との将来的な対戦に前向きも 弟・拓真は“くせ者”「そこの壁はデカい」

スポニチアネックス 2024年9月4日 17時4分

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が挑戦者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)を7回16秒TKOで下し、2度目の4団体王座防衛から一夜明けた4日、横浜市内の所属ジムで会見した。

 毎試合後のように、この日も傷一つない顔で会見した井上。「陣営の作戦どおり、慎重に冷静に、ボクシングを凄く徹底してできた。映像で見返したら、やっている感覚よりももっといいなと思いました」と自身最重量となる62・7キロで臨んだ一戦を振り返った。

 次戦は12月に都内でIBF、WBO1位サム・グッドマン(オーストラリア)との対戦が濃厚。WBA1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)も候補に挙がるが「どのみちどちらともやるんで、心配しないでくださいよ(笑い)。別に次がアフマダリエフになろうがグッドマンだろうが、いずれやるので」と笑顔で宣戦布告した。

 先日、米興行トップランクのボブ・アラムCEOが来年にもWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)との対戦の可能性を示唆。井上は「僕はこのままのスタンスでいく。彼がそういうステージに上がってくれば、対戦候補の一人になる」とした上でWBA世界同級王者で弟の拓真(28)との王座統一戦勝利が前提になるとした。

 「そこの壁はでかいんじゃないですかね。井上拓真は結構くせ者ですよ」と笑顔で忠告。ただ「向こうも拓真もそういう発言している。まずバンタム級でやってから(の話)。面白い戦いになるのでは」と激戦を期待した。

 また大橋秀行会長がこの日WBA、WBC世界バンタム級3位の那須川天心(帝拳)との対戦の可能性について言及。「天心は今伸びている。このまま伸びてきたら井上対天心も夢があるし、日本ボクシング界が盛り上がる」とコメント。これには井上は「(中谷戦より)そっちの方がまだない話なんじゃないか。会長もプロモーター的には、という話。階級も違うし、天心がそこの土俵に上がってきたらまた聞いて下さい」と報道陣に呼びかけていた。

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