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フェンシング団体銅メダルの尾崎世梨は「4年後は個人で出場を」 ミキハウス合同取材会

スポニチアネックス 2024年9月4日 18時13分

 パリ五輪に出場したミキハウス所属の8選手が4日、大阪市内で合同取材会に出席した。

 フェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得した尾崎世梨(21)は初めての五輪を「リザーブという難しい立ち位置を理解して、その役割を全うできた。自分が世界で銅メダルを獲得できるんだって示すような経験になったので、これがスタートだと思って4年後に向けて頑張りたい」と話した。

 「今回の五輪はリザーブを目指していたわけではないので、決まったときは悔しい気持ちがあった。次の五輪では個人での出場を。団体でも、さらにいい色のメダルを獲得するっていうのを目標にしたい」と悔しさをバネに獲得したメダルに決意を込めた。

 フェンシングはメダルラッシュに沸いたが「チーム内でもすごい驚きだったんですけど、急に強くなったわけではなくて。外国人コーチが日本に来て指導を受けられる環境だったり、練習環境も整っています。協会の取り組みが徐々に成果につながった瞬間だったのかなと思っています」と尾崎。

 メダルを決めた3位決定戦を振り返って「地元のフランス相手で嫌な空気はあったんですけど、ああいう環境で自分の心と体をコントロールして最後まで戦い抜くことができたのは、いい経験だったなと。フェンシングはフランスが発祥。聖地でフェンシングができたこととか、歴史あるグラン・パレの会場でフェンシングができたこととか本当に嬉しかったです」と笑顔を見せた。

 尾崎は法大在学中で、ミキハウスから個人スポンサーとしてサポートを受けている。

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