◇セ・リーグ 中日4―9阪神(2024年9月4日 甲子園)
屈辱にまみれた。中日にとっては1リーグ時代の42年以来、実に82年ぶりの同一シーズン甲子園9連敗(1分け)。今季最悪を更新する借金14を抱えた立浪監督は「力がないから勝てない。まだまだ力不足。慎重にいっていると思うが、あの(初回の)6点が全て」と唇をかんだ。
初回に2点を先行しながら、直後に小笠原が先頭打者から6連打を浴びた。17年7月8日DeNA戦の6回以来、2度目となる自己最悪の1イニング6失点が響き、2年連続3度目の10敗目に達した。
立浪監督はPL学園で主将として87年に春夏連覇し、小笠原は東海大相模で15年夏に優勝。それぞれ輝かしい栄光を刻んだ聖地が鬼門になった。5日が甲子園での今季最終戦。意地を見せたい。