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大商大・春山陽登が1試合3本塁打 リーグ戦通算0本から富山監督の助言で覚醒

スポニチアネックス 2024年9月5日 6時3分

 ◇関西六大学野球秋季リーグ開幕節2回戦 大商大9―2神院大(2024年9月4日 南港中央)

 大商大が神院大を9―2で下して勝ち点1を挙げた。「5番・右翼」の春山陽登(2年)が連盟初の1試合3本塁打を記録して開幕2連勝に貢献した。

 リーグ戦通算0本塁打だった春山が突如覚醒した。初回1死一、二塁で右翼席、2回2死二、三塁では左翼席へ2打席連続3ラン。4回の四球を挟み、7回先頭では左翼席へソロを放り込んだ。新リーグが発足した1982年春以降では97年秋京産大・垣渕充洋の連盟最長3打数連続本塁打に並び、1試合での3本塁打と12塁打は連盟最多を更新した。

 「2打席目はタイミングもドンピシャで、角度も一番良かった」

 2日の開幕戦では出場がなかった。前日3日に富山陽一監督から構えた際の足幅を狭くするように助言され、直後の打撃練習で柵越え。5番抜てきをつかんだ。「教えていただいたことをやっただけなので…」。面白いように飛ぶ打球に自分自身が驚いていた。

 今秋ドラフト1位候補の渡部は「彼ならあり得る」、富山監督は「ひょっとすれば渡部より飛ばすかもしれない」と証言。周囲も認める力を解放し、記録的な3発が生まれた。 (河合 洋介)

 ◇春山 陽登(はるやま・あきと)2004年(平16)12月10日生まれ、奈良県大和高田市出身の19歳。小1から高田イーグルスで野球を始めて外野手。中学では五條リトルシニアに所属。敦賀気比では2年秋から背番号7でベンチ入り。50メートル走6秒3、遠投100メートル。1メートル77、88キロ。右投げ右打ち。

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