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日本ハム・レイエス 球団新!大下&ひちょり超え25試合連続安打「ひちょりさんの前で決められた」

スポニチアネックス 2024年9月5日 6時3分

 ◇パ・リーグ 日本ハム8―5ソフトバンク(2024年9月4日 みずほペイペイD)

 日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が4日、ソフトバンク戦に「4番・DH」で出場し、初回2死一塁で左腕・大関から先制18号2ランを左翼席へ運んだ。これで8月2日から25試合連続安打とし、東急時代の1951年大下弘、2007年森本稀哲(ひちょり)の球団記録24試合連続安打を更新した。メジャー通算108本塁打を誇る助っ人のメモリアルを祝福するように、チームも逆転勝利を収めた。

 手応えは完璧だった。レイエスが弾丸ライナーの一発を放った。来日1年目の体重120キロの巨漢が球団新記録となる25試合連続安打をマークし、球団史に名を刻んだ。

 「打者有利のカウントでいいゾーンに来たので、思い切って振り抜いた。低い弾道だったけど、コンタクトが良かったので打った瞬間に入ると思った」

 前日に51年大下、07年森本(現外野守備走塁コーチ)以来17年ぶりの球団タイ記録に並んだ。そして、初回2死一塁だった。2ボールから大関のツーシームを捉えた。2試合ぶりとなる先制の左越え18号2ラン。森本コーチから「一緒にユニホームを着た選手に抜いてもらいたいし、手の届かないところまでいってほしい」と期待されていただけに、レイエスも「ぜひモーレ(レイエス)に記録を塗り替えてほしいと言われていたので、凄くうれしい」と喜んだ。

 普段からチームメートに分け隔てなく接し、愛される陽気なドミニカン。気遣いの男でもある。沖縄春季キャンプ中には、球団の通訳とトレーナーら約20人にスニーカーをプレゼントした。ネット購入したが、レイエスのアカウントだけでは購入できる個数制限があったため、数人の通訳にもアカウント作成をお願いする“騒動”もあったが、全て自らの支払いで、感謝を伝えた。

 メジャー時代の108本塁打のうち、4割以上の45本を7、8月に放った夏男だ。それは日本でも変わらず、8月は打率・403、8本塁打、23打点と絶好調。9月もこれで2発目と勢いは止まらない。「自分の記録は意識していなかったが、ひちょりさんの前で、ホームランで決められて、沖縄から頑張ってきて良かった」。チームは9回に大逆転勝利。試合後もレイエスは満面の笑みだった。

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